その土地の文化を愛するということ


人々の生活というものは真空中に存在するわけではなく必ず地理的な条件がそこには絡んでくる。地理が異なると、気候や自然環境、それに伴う建築、食生活、祝祭さらには人々の気性、言語までもが影響を受ける。そういうものをすべてひっくるめた所謂「文化」の上に、企業や大学といった国際的な存在が成り立っている。それを忘れてしまって、このような上位建築ばかりが存在すると思っていると結局のところ何も知ることは出来ない。その土地に住むということはそういったものとまるごと関わるということであり、ひいてはそれを愛し実践するということであり、その先に様々な展開が広がってくるのである。その土地に固有の言語や文化ということをバカにしていてはなにも得られまい。(もちろん自戒を込めて)

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